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黄砂とアレルギー、飛散状況について

2016.04.26

投稿者
クミタス


黄砂の砂塵にはバクテリア、カビ、ウイルス、花粉、大気汚染物質、そしてその大気汚染物質が酸化して発生した物質も含まれることがあります。これらを鼻、目、口からヒトが吸収すると、IgE反応を示すものがある場合、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎が、また喘息症状を誘発することなどがあり、そして大気汚染物質、その酸化物によりアレルギー反応以外も含めて症状増悪させる可能性も示唆されています。また皮膚から吸収する経皮暴露の可能性もあります。

花粉は直径が20~30μm前後大であるのに対し、黄砂は1~10μmほど(4μmがピーク)になり、10μmでは数時間~数日浮遊、1μmでは数年間浮遊するとも見られています(浮遊時間について韓国気象庁による記述参照)。PM2.5は2.5μm以下であり、隙間ない状態でのPM2.5対策マスク着用は、鼻や口からの黄砂吸入において予防対策となり得ます。

飛散状況は以下で確認ができます。

黄砂観測実況図
https://www.jma.go.jp/jp/kosa/

黄砂予測図(地表付近の黄砂の濃度)
https://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/index.html



黄砂に反応する方においては、花粉対策同様、黄砂飛散の多い日は洗濯物の部屋干しをする、着衣に付着した黄砂をできるだけ部屋の中に持ち込まないなどの対策もとれると良いでしょう。

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