アスピリン(NSAIDs)に対して敏感に反応したり、アレルギー症状が出現することがあります。
NSAIDs(アスピリン)不耐症
NSAIDs(アスピリン)不耐症は喘息型(気道)と蕁麻疹/血管浮腫型に分かれ、アスピリン喘息(アスピリン以外のNSAIDs含む)はもともと喘息の症状があり発作をおこすことがある成人に比較的多く見られています。
蕁麻疹/血管浮腫型においても成人に多い後天的過敏反応で、NSAIDsの初回使用時に症状出現する場合がある点はアレルギー反応と異なる点にもなりますが、NSAIDs(アスピリン)が原因のアレルギーの場合と症状としては違いがあまりなく、顔の膨張、顔から首にかけての紅潮、眼結膜の充血、のどの閉塞感、息苦しさ、咳、腹痛、下痢、嘔吐といった症状を自覚することがあり、対処法としてもアスピリン(NSAIDs)喘息の場合も同様にアドレナリンが選択されます。また喘息型と蕁麻疹型の両方のタイプは少ないと見られています。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーにおいて
食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑う症例では確定診断のため誘発試験が行われますが、原因食品と運動負荷のみで誘発されない場合、アスピリンと食品、アスピリンと食品と運動負荷での検査がおこなわれる場合があります。
アスピリンなどの非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)服用により食物依存性運動誘発アナフィラキシー誘発、症状増強となることが知られており、小児においてはアスピリンによる食品のアレルギー反応がそれほど増強されない場合も、運動誘発試験陽性率を上昇させる結果が見られています。
これは
・アスピリン摂取により消化管に細かな損傷がおこり未消化のアレルゲン吸収量が増加
・シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害作用によりプロスタグランジン合成を抑制し、マスト細胞からのロイコトリエンの産生を増強
したことによる影響可能性等が考えられています。
また、プリックテスト前にアスピリンを摂取していると、皮膚テストでの反応が増強されるとの報告もあります。
アスピリン(NSAIDs)を摂取していた中でアレルギーと思われる症状が出現、アナフィラキシーに至った場合は、摂取薬剤について受診時に答えられるようにできると望ましいでしょう。
NSAIDs(アスピリン)不耐症についてはまた別途取り上げたいと思います。
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