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季節性アレルギー性鼻炎の診療ガイドラインの更新(アメリカ)

2017.11.13

投稿者
クミタス


JTFPP(Joint Task Force on Practice Parameters)のメンバーは、季節性アレルギー性鼻炎の診療ガイドラインにおいて、アレルギー性鼻炎の管理上の改善のため、主に以下内容にて更新したことを2017年11月7日付で​ACAAI(American College of Allergy, Asthma & Immunology)の刊行物にて公表しています。

・成人における季節性アレルギー性鼻炎(SAR)の初期治療において、経口抗ヒスタミン剤と鼻噴霧用ステロイド薬との併用ではなく、鼻噴霧用ステロイド薬の単剤療法を日常的におこなう。

・成人における季節性アレルギー性鼻炎(SAR)の初期治療にためにロイコトリエン受容体拮抗薬よりも鼻噴霧用ステロイド薬を推奨する。

・成人における季節性アレルギー性鼻炎(SAR)の中程度から重度の症状に対しては、鼻噴霧用ステロイド薬と鼻腔内抗ヒスタミン剤の併用が推奨し得る。

今までにも改訂がなされていますが、今回の改訂では成人における季節性アレルギー性鼻炎(SAR)の治療において、経口抗ヒスタミン剤と鼻噴霧用ステロイド薬といった2剤を組み合わせることは、コストや副反応などを鑑みると必ずしも鼻噴霧用ステロイド薬単剤よりも優れているとは言えないことを訴求する内容となっています。


Treatment of seasonal allergic rhinitis
https://www.annallergy.org/article/S1081-1206(17)30656-7/fulltext

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