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高容量のビオチン摂取により検査結果に影響を与える可能性から

2017.12.01

投稿者
クミタス

掌蹠膿疱症など皮膚疾患患者さんでビオチンを摂取している方もいらっしゃるかもしれませんが、1日10mg以上の高容量ビオチンの摂取により、検査項目の中には不正確な測定結果を引き起こす可能性があることは今までにも研究報告がなされており、FDA(アメリカ食品医薬品局)では、高容量ビオチン摂取により、検査により不適切な患者管理または誤診につながる可能性があることを警告しています。

The FDA Warns that Biotin May Interfere with Lab Tests: FDA Safety Communication
https://www.fda.gov/medicaldevices/safety/alertsandnotices/ucm586505.htm

ビオチンを一定量摂取している場合は、8時間以上空けて採血することが望ましいと見られているものもありますが、多発性硬化症などで高容量ビオチン摂取をしている方においては、他院などでの採血検査時には前もって摂取状況を伝えられるのが望ましいでしょう。

例:以下のビオチン散0.2% 0.5gには、ビオチン1mg含有
https://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00053023.pdf

参考:Association of Biotin Ingestion With Performance of Hormone and Nonhormone Assays in Healthy Adults.

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