種子によるアレルギーについては、以下でも掲載しておりますが
ヒマワリの種によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2509
今回は、カボチャの種子によるアレルギーに関してお送りします。

カボチャはウリ科植物で、カボチャの種はサラダやミックスナッツ、スナック菓子、ミューズリーなどにも使用されることがあり、パンプキンシードオイルもあります。カボチャの種の使用製品、加工製品はツリーナッツと比較して多くはないものの、小児～成人での症例報告があります。

カボチャの種子によるアレルギー症状例
・口腔アレルギー症候群（OAS）
口囲発赤、口腔内瘙痒感、目と唇の腫れ、喉の圧迫感など
・全身性のアレルギー、アナフィラキシー
嘔吐、発疹、呼吸困難など

カボチャの種を摂食してアレルギー反応を示す方の症例では、カボチャの果肉にはアレルギー症状を示さない方、他のウリ科植物には症状を示さない方も見られています。カボチャ種子中には、大豆のタンパク質との相同性が高いタンパク質が存在するとの意見、カボチャの種の中でも、ペポカボチャ品種（ストライプペポ）は胃消化性が比較的高いとの報告もあります。種子のアレルゲン、他の種子に関しても掲載していきたいと思います。

かぼちゃによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3825