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甘味料と症状出現②

2023.12.10

投稿者
クミタス

甘味料によるアレルギーについては、エリスリトールやキシリトール、ソルビトールによる報告例などが見られていますが
キシリトールによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4571 
ソルビトールによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4296 
今回はキシリトールとソルビトールによるアレルギーが考えられたケースについて掲載します。
 
70歳男性。2カ月前より腋窩と鼠径に滲出性紅斑を繰り返した。問診により10年以上にわたり食事時以外は睡眠中も含め特定のチューインガムを口腔内に含んで生活しており、そのチューインガムの摂取により皮疹が生じることが疑われた。原材料中の甘味料のプリックテストにて,キシリトールとソルビトールが陽性となった。特定のチューインガムの摂取により,腋窩と鼠径に滲出性紅斑を繰り返し,キシリトールとソルビトールによるアレルギーと診断された(出典・参照:越智由利子 田中弘子 松田和樹 日野治子 鑑慎司 公立学校共済組合関東中央病院皮膚科 チューインガムの摂取により滲出性紅斑を繰り返し,キシリトールとソルビトールのアレルギーと診断した症例)。

遺伝性果糖不耐症の患者さんにおいて、添加剤としてソルビトールまたは果糖を含有する静注製剤を使用することで低血糖、肝障害、腎障害等のリスクがあり死に至る可能性もあり、また点滴などによる大量のキシリトール投与は臓器にシュウ酸塩が沈着するシュウ酸症の要因の一つにもなり得るとの示唆もありますが、キシリトール、ソルビトールなど様々な甘味料と症状出現について追記していきたいと思います。
添加剤としてソルビトール又は果糖を含有する静注製剤の 遺伝性果糖不耐症患者への使用に係る添付文書改訂について
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000501928.pdf
 甘味料とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2108 

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