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一緒に摂取する食物により、症状程度に違いが?

2024.12.18

投稿者
クミタス

一緒に摂取することで栄養素によっては吸収が高められることがあります。必須脂肪酸やビタミンEを含む植物油と野菜を一緒に摂取すると、野菜に含まれるβ-カロテンなどの脂溶性栄養素の吸収が促進されます。

食物アレルギーにおいて、アレルゲン、一緒に摂取する食物によっては、症状程度が異なるのでしょうか?

ピーナッツアレルギー児の食物経口負荷試験において、脂肪量の多い「ピーナッツ入りクッキー」で食物経口負荷試験をおこなった児と、脂肪量の少ない「ピーナッツ入り生姜パン」で食物経口負荷試験をおこなった児では、症状誘発の閾値には差がなかったものの、脂肪量の多い「ピーナッツクッキー」で食物経口負荷試験をおこなった児において、重篤な誘発症状であった、と報告しています。

ピーナッツ入り生姜パン
160℃、22分焼成
脂肪分 5.9%
材料:小麦粉40g、ライスミルク35g、グラニュー糖29g、ピーナッツ粉(脱脂)8g、乳不使用マーガリン5g、シナモン、コリアンダー、ナツメグ、グローブ、生姜、カルダモン

ピーナッツ入りクッキー
170℃、25分焼成
脂肪分 23.9%
材料:さとうきび糖25g、乳不使用マーガリン20g、小麦粉28g(全粒小麦粉14g)、ココナッツ10g、小麦胚芽5g、ピーナッツ(脱脂)2g


出典・参照:Pettersson ME et al. Greater severity of peanut challenge reactions using a high-fat vs low-fat matrix vehicle. Clin Exp Allergy 2018; 48: 1364-1367.

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