Author クミタスさん
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2025.01.19
インフルエンザワクチンに含まれるHA(ヘマグルチニン)とNA(ノイラミニダーゼ)は、インフルエンザウイルスの表面に存在するタンパク質になります。今回は不活化インフルエンザワクチン(IIV)接種後にアナフィラキシーを引き起こした後、不活化インフルエンザワクチン(IIV)の再接種が可能であった例について掲載します。
10歳男児。1歳から毎年不活化インフルエンザワクチン(IIV)を接種し、接種部位の腫脹などの副反応が出現することがあった。10歳時に不活化インフルエンザワクチン(IIV)1回目接種後に全身蕁麻疹や喘鳴が出現し、SpO2 93%に低下し軽度呼吸苦を訴えた。アナフィラキシーが疑われ、抗アレルギー剤内服・ステロイド点滴・β2刺激薬吸入で改善し、精査目的で当院へ紹介となった。症状はブライトン分類に合致し、ワクチンでのプリックテストが陽性、さらに不活化インフルエンザワクチン(IIV) HA(ヘマグルチニン)抗原を用いた好塩基球活性化試験が陽性であり、HA(ヘマグルチニン)抗原によるアナフィラキシーと診断された。その後、両親から不活化インフルエンザワクチン(IIV)再接種の強い要望があり、12歳時に分割接種を行い、安全に接種できた。2回目からは単回接種に変更し、13歳、14歳時も強いアレルギー症状なく接種できている(出典・参照:西山敦子,吉澤弘行,吉田さやか 奈良県西和医療センター小児科,奈良県総合医療センター小児科 インフルエンザワクチンのアナフィラキシー既往者に再接種が可能であった1例)。
タイナイ 玄米食パン
262kcal/100g
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