Author クミタスさん
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2019.01.25
エピペンは日光の当たる30℃超の場所や冷蔵庫内などの15度未満の場所等の適さない環境での保管により、早くからアドレナリン濃度が低減していくことがあるとみられており、夏など気温の高い時期に温度の上がりやすい車内に長時間置いておくことは望ましくありませんが、実際にどのくらいの時間でどの程度濃度が減少するのでしょうか?
海外での調査で、有効期限まで十分な余裕のあるエピペン注射液0.3mgを、ポーランド中心部の木のない地域に駐車した車(黒色の2003ボルボS60)のグローブボックス(車検証入れとしても活用される大型の小物入れ)、車内(リアウインドウ下cabin shelf)、トランクの3か所に直射日光が当たらないよう、午前8時30分から午後8時30分まで設置(周囲温度は24~32℃)。その後冷却し、アドレナリン濃度を調べたところ、グローブボックスでは14.33%、車内(リアウインドウ下cabin shelf)は13.3%、トランクでは3.3%減少していた、と報告しています。(出典:Single, short-time exposure to heat in a car during sunny day can decrease epinephrine concentration in autoinjectors: a real-life pilot study)。
上記は日本の夏の気温に該当し、調査一例ではありますが、車内に1度朝から12時間設置したのみで13%、グローブボックスでは14%以上もアドレナリン濃度が減少しており、日中に数時間置いておいた場合でもある程度の減少が想定されるところでもあります。
また、上記調査でグローブボックス、車内(リアウインドウ下cabin shelf)に置いておいたエピペンの見た目に変化がなかったとも報告しており、見た目で濃度減少が分かりにくい可能性も伺えるところでもあります。厳冬期においては車内温度が15度未満であることも多く、また晴天で日当たりのよい場所に駐車した車内では日中と夜間での温度差も大きくなります。グローブボックス内の入れ忘れなどにも注意したいですね。
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