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最近お問合せを頂いた中から~アレルゲン誤表示が判明した例

2019.01.30

投稿者
クミタス

クミタスの姉妹サービスであるスマートフォンアプリ「アレルギーチェッカー」では、商品画像をユーザーの方から投稿頂いておりますが、その中で、原材料、コンタミネーションの表記上、「卵」、「乳」の表記の無い商品にもかかわらず、卵、乳アレルギーのお子さんに、アレルギー症状と思われる症状が出現している、とお問い合わせを頂きました。
当方でも当該商品について調べましたところ、海外工場での製造商品であり、同社の他商品においては原材料に「乳」を使用していることから、コンタミネーションで「乳」の混入が一定量以上ある可能性を踏まえ、販売会社に問合せをさせて頂きました。
コンタミネーションによるアレルギー症状出現可能性について、地域の保健所の方にも当方からご説明させて頂き、製品中に含有する乳タンパク質量を検査頂くのが望ましいのでは、とご提案を致しました。そして販売会社経由での食品中のアレルゲン検査の結果、3種の異なるロットとも製品中に10ppm以上の乳タンパク質が含有していることが判明し、当該商品は商品回収を開始しております。
また、新たに販売開始する際には、原材料欄中に、「原材料の一部に乳を含む」と表記されることになります。

海外製品における乳のコンタミネーションが原因と考えられる回収事例は、過去にも他社商品でも見られていますが、該当する製品の種類は多岐に渡る可能性もあります。今回、アレルギー症状が出現されたお子さんにおいては、生死にかかわる事態に至らなかった点は幸いではありました。そして今後症状出現する方がいらっしゃらないようにするうえでも、リスクのある状態で購入されることの回避、正しい表示に改訂されることになったことは、望まれる結果ではあったかと思います。
今後も海外製品が日本で販売される際においては、日本での食品表示に沿った表示を望みたいところです。

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