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食物アレルギーの症状に影響する要因可能性

2019.03.19

投稿者
クミタス

過去のアレルギー症状から急激な症状変化がおこることがありますが、食物アレルギーの症状が過去出現時から症状悪化する場合の影響要因(一例)として以下などの可能性が挙げられます。

症状増悪因子


・皮膚の炎症
皮膚に炎症があると食物アレルギーの症状が増悪する可能性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2611

・花粉の飛散時期、飛散後
花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)において、交差反応性のある花粉抗原の暴露量が増えると症状が増悪する可能性があります。
花粉は降雨時に破裂しやすく、翌の晴れた日に破裂した花粉が大気中に飛散しやすくなり飛散量が多くなる可能性があります。花粉は自動車にひかれるなどでも破裂し、自動車の排気ガスが花粉に吸着する可能性があり、大気中に浮遊する物質が付着した花粉を吸着することでの影響も考えられます。

・既往症の状態
気管支喘息、心血管疾患、マスト(肥満)細胞症/クローン性マスト細胞異常など

・急性感染症発症
風邪、発熱など

・薬剤
β アドレナリン遮断薬、アンジオテンシン転換酵素阻害薬など
β アドレナリン遮断薬使用下でエピペン(アドレナリン)を投与すると、エピペン(アドレナリン)のβ作用が発揮されなくなり、またアドレナリンのα作用のみが発揮された結果、徐脈となりやすくなるとみられています。
また、非ステロイド性抗炎症薬の内服は、腸管のアレルゲンの透過性を亢進させ、食物アレルゲン曝露を増大させる可能性についての示唆もあります。

・睡眠不足、疲労
・飲酒
・生理周期(生理前状態)
・入浴、運動
・ストレス
・ダニ抗原暴露量増(ダニ抗原陽性者)

ピーナッツを室内で摂食した後、ピーナッツタンパク質は手や唾液に3時間残存しており、洗剤で洗浄することで花岡岩のテーブルからは除去されたが、ラミネート、木製テーブルの表面、ソファーカバー、枕には残存していた、ピーナッツ摂取を制限していない家庭ではホコリ1gあたりのピーナッツ蛋白量は平均約100μgでしたが、ピーナッツをできるだけ食べないようにしている家庭ではホコリ1gあたりのピーナッツ蛋白量は平均10μg以下との調査もあり、経口摂食をしていなくても食物抗原を摂取している場合や、室内に残存する抗原に一定量以上曝露する場合があります。
4月以降繁殖が進むダニの抗原量低減のためにも、室内の清掃にも心がけられるのが望ましいでしょう。


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