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魚卵間でのアレルギーの状況例

2024.10.29

投稿者
クミタス

魚卵アレルギーの方の中での、臨床的交差反応性に関する報告について掲載します。

即時型症状によりイクラアレルギー、タラコアレルギー、シシャモアレルギーと診断された児を対象に、魚卵アレルギーの合併率、初発の臓器症状と重症度、魚卵のアナフィラキシー既往の割合、イクラ・タラコ特異的IgE値の相関を後方視的に検討したところ(計58例、年齢中央値 (四分位)は3.3(2.6-6.2) 歳)、イクラアレルギー、タラコアレルギー、シシャモアレルギーは54例、17例、9例であった。
イクラアレルギーの中でタラコアレルギー、シシャモアレルギーの合併は13例 (24%) 、8例 (15%)、タラコアレルギーの中でイクラアレルギー、シシャモアレルギーの合併は13例 (76%) 、7例 (44%) 、シシャモアレルギーの中でイクラアレルギー、タラコアレルギーの合併は8例 (89%)、7例 (78%)であったイクラアレルギーのアナフィラキシーの既往は13例 (24%) 、初発時に中等症以上の症状を呈した数は25例 (47%) であり、 タラコアレルギー以上の症状を呈した数は2例 (13%)、1例 (11%) 、イクラとシシャモアレルギーのアナフィラキシーの既往は0例 (0%) 初発時に中等とタラコの特異的IgE値の中央値 (四分位)は5.522.14-20.4) 0.82(0.15-4.74) UA/mLであり、 その相関は全体でR=0.488 であった(出典・参照:大関塁 永倉顕一 柳田紀之 佐藤さくら 海老澤元宏 国立病院機構相模原病院臨床研究センター・小児科 魚卵アレルギーの臨床的交差反応性)。

いくらにアレルギーがある場合、他の魚卵にもアレルギー反応を示すのか?
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1138

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