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メガネを使用していて皮膚炎を生じた場合 9.4更新

2019.04.09

投稿者
クミタス

メガネを使用している方において、メガネのフレームや先セル、鼻パッドに使用される物質が原因で、皮膚炎を起こす方も見られています。

原因物質(一例)
・金属
ニッケル、コバルトなど
・添加剤
可塑剤(ジエチルフタレート、ジメチルフタレートなど)など
・染料
・紫外線吸収剤
2-ethylhexyl-4-methoxycinnamate など

メガネを脱着していることで、皮膚に物理刺激が加わり痒くなることがありますが、上記原因物質(一例)に反応し皮膚炎を生じる場合は、接触部位を中心とした痒み、小水疱、びらん、紅斑、落屑、浮腫などの症状が挙げられます。顔は汗や皮脂の多い部位でもあり、ニッケルは比較的溶出しやすいとも見られていますが、汗や皮脂により溶出され、症状を生じやすくなることがあります。
フレームを変えて使用開始1週間内~数年の使用を経ての症状出現など様々なケースがありますが、原因物質の特定により、使用可能なメガネを選択、症状改善となることが期待されますので、接触部位にかゆみが続くようになった場合は、お持ちの場合は他のメガネの着用を試みたり、受診し相談できるのが望ましいでしょう。

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