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食物による固定疹

2019.05.14

投稿者
クミタス


固定疹は原因物質の摂取により同じ個所に生じる皮疹を指し、薬剤、紫外線、アルコール、また食物が原因となることがあるとも見られています。
固定疹は口唇、臀部、手のひら、四肢など全身の皮膚で生じる可能性がありますが、非対称性に生じて色素沈着を起こすタイプ、対称性に生じて色素沈着をのこさず消退するタイプがあるとの示唆もあります。

食物が原因の固定疹の報告数は多くありませんが、カシューナッツ、レンズ豆での報告、またトニックウォーター中の成分が原因と見られる例などがあります。
カシューナッツによる固定疹の例では、薬剤服用をせず、カシューナッツを摂食した後で右足外果部(外くるぶし)に痒み、水疱を生じ、パッチテストでは48時間後にカシューナッツを貼り付けた部位に大水疱を形成し、カシューナッツを再び摂食した後で症状が再燃しています。

特定の食物を摂食後に繰り返し同じ個所に痒み、水疱、紅斑、びらんといった皮膚症状が出現する場合、固定疹である可能性があることも視野に入れられると良いかもしれません。

出典・参照:カシューナッツによる固定疹
非薬剤性の固定疹

トニックウォーター摂取後の固定疹
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3099

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