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外用剤中の物質による接触性皮膚炎~クロタミトン

2019.11.11

投稿者
クミタス

皮膚炎治療目的の外用剤ではありますが、外用剤中の物質により皮膚炎、アレルギーを起こすことがあり、以下のマクロゴールも原因物質になることがあります。
マクロゴールによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3330

クロタミトンはオイラックスクリーム10%の主成分で、様々な軟膏やシップ剤に使用されており、感作機会が少なくないことが考えられます。オイラックスクリーム10%は湿疹、蕁麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症などのための鎮痒剤ですが、クロタミトンに反応し、皮膚炎をおこすことがあります。
オイラックスクリーム10%の副作用(添付文書に記載):そう痒、発疹、湿疹、紅斑、血管浮腫、皮膚の刺激感(熱感、ひりひり感等)・接触性皮膚炎(発赤等)

クロタミトンによる皮膚炎は以前から報告されていますが、接触性皮膚炎は外用剤を塗布した部位から離れた部位にも症状出現することがあり、原因特定までに時間がかかる場合があります。外用剤を使用して以降皮膚炎が生じる場合は、受診時にその旨を伝えられるのが望ましいでしょう。


出典・参照:診断に難渋したオイラックスクリームによる接触性皮膚炎の1例

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