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空腹時の服用~抗ヒスタミン薬

2019.12.26

投稿者
クミタス

抗アレルギー作用を発揮する抗ヒスタミン薬には、それぞれ違い、特徴がありますが、食事の影響を受け、空腹時に服用する方が効果を発揮する薬剤も少なくないところでもあります。

空腹時の服用推奨


ビラノアは1回20mg(1錠)を1日1回空腹時に服用しますが、食後に服用すると吸収率が半分ほどに低下するとの結果も見られており、特に空腹時の摂取が推奨される抗アレルギー薬になります。食事の1時間以上前、もしくは就寝前などの食後2時間以上経過してからが用法となります。

空腹時摂取は、食後摂取よりも血中濃度が高くなることで有効性が高まると考えられる抗アレルギー薬にアレジオン、アレグラなどが挙げられます。
アレジオン
よくあるご質問「なぜ就寝前の服用となっているのですか?」
承認時の臨床試験において就寝前服用で効果が確認されていることや、就寝前服用が最も飲み忘れが少ないという調査結果があったことなどから、服用時期を明確に「就寝前」に設定しています。
https://www.ssp.co.jp/alesion/products/faq/

また、用法としては、アレロックは「朝食後及び就寝前」、ザイザルは成人では「就寝前」、小児では「朝食後及び就寝前」となっています。

一方、服用により食欲亢進が見られた抗ヒスタミン薬もあります。
デザレックス(デスロラタジン錠)
12-23 ヵ月の幼児を対象とした海外臨床試験において、デスロラタジン投与群で食欲亢進がプラセボ群より多くみとめられました。製造販売後において、本剤との関連性を示唆する報告はありませんが、デスロラタジンの薬理作用による食欲への影響が考えられることから、注意喚起のため、『食欲亢進』を「その他の副作用」の項に追記しました。なお、本剤の適応は 12 歳以上の小児及び成人となっております。 
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/information/pdf/201807desalexrevision.pdf

抗ヒスタミン薬によっても用法が異なりますので、用法に沿って適した摂取を心がけるのが望ましいでしょう。

抗ヒスタミン薬の違い、特性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1382

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