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牛による吸入性アレルギー

2024.06.25

投稿者
クミタス

ネコやイヌ、ハムスター、ラット、マウス、馬、牛など毛のある哺乳類のアレルゲンは尿や汗、唾液、皮屑中に存在し、ヒトの気道などを介して感作し、ヒトにおいてアレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因となることがあります。
馬によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3946
今回は牛の吸入性アレルゲンについて掲載します。


牛の吸入性アレルゲン
・Bos d 2
リポカリン 20 kDa
イヌアレルゲン Can f 1、Can f 2、Can f 4、Can f 6、ウマアレルゲン Equ c 1 と Equ c 2、ネコアレルゲンFel d 4、Fel d 7、ウサギアレルゲンOry c 1、Ory c 4なども同様にリポカリンに該当します。
牛のジャーマン・ブラウン種とジャーマン・シンメンタール種の毛から検出された Bos d 2 量は、ホルスタイン・フリージアン種、レッドパイド種よりも多かったとの調査結果も見られています(出典・参照:Exposure to allergens of different cattle breeds and their relevance in occupational allergy)。

・Bos d 3
11 kDa

吸入性アレルゲンにおいては、動物と接触する方において感作する機会が高まりますが、直接の接触がなくても,衣服などに付着して運ばれたアレルゲンに間接的に接触してアレルギー症状を呈することがあることが示唆されています。酪農家などでの職業性アレルギーの原因物質となることがありますが、今後、症例なども掲載したいと思います。

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