Author クミタスさん
クミタスの運営者。
食物アレルギーのこと、食の安全について、発信していきます。
食物アレルギーの除去食、代替食はクミタス
読み物
2021.06.22
今までも痒みについて掲載しておりますが、かゆみの原因・背景に、皮膚の炎症、物理刺激、寒冷・熱、虫などによる刺咬、病巣感染、皮膚の乾燥、皮膚バリア機能低下、皮膚残留物(汗など)、内分泌疾患、代謝異常、胃酸分泌異常などの胃腸障害、腎障害、肝・胆道系疾患、血液疾患、性ホルモン失調、内臓悪性腫瘍の存在、食品、飲酒、金属アレルギー、妊娠、心身症などがありますが、痒みを誘発する性質のある薬剤もその1つに挙げられています。
消炎鎮痛薬:フェノブロフェンや、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)、金製剤(抗リウマチ薬)
抗菌薬:β-ラクタム系抗生物質、リファンピシン、ポリミキシンB
中心系作動薬:ベンゾジアゼピン系、メプロバメート(精神安定剤)、カルバマゼピン(抗てんかん薬)、イミプラミン(抗うつ薬)、バルビタール系
化学療法薬:ブレオマイシン(抗がん剤)
心血管作動薬:カプトリル(降圧剤)、エナラプリル(降圧剤)、クロニジン(降圧剤)、アミオダロン(不整脈用剤)、ドプタミン(急性循環不全改善剤)、キニジン(不整脈用剤)、ジキタリス製剤
利尿薬:プロセミド、ヒドロクロロチアジド
ホルモン剤:プロゲステロン、エストロゲン、経口避妊薬、デキサメタゾン
抗マラリア薬:クロロキン
オピオイド:モルヒネ、ヘロイン、コデイン、コカイン
その他:ヒドロキシエチルスターチ(人工膠質液)、r トレチナート など(出典・参照:皮膚瘙痒症診療ガイドライン 2020
江畑俊哉:皮膚瘙痒症,玉置邦彦編:最新皮膚科学体系 3,湿疹 痒疹 瘙痒症 紅皮症 蕁麻疹,東京,中山書店, 2002,133―142)
かゆみの原因・背景により、皮膚の病変が無くてもかゆい、抗ヒスタミン薬を投与しても有効でないことがあります。
かゆみの刺激を皮膚が受け取っている場合でも、かゆみを感じているのは脳になり、他者の掻破行動を見ることでも影響されることもあります。
皮膚病変が認められず、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などが有効でない場合がある中枢性のかゆみについて、別途掲載したいと思います。
エスビー アレルゲンフリー(27品目不使用)カレーフレークN 1kgD
512kcal/100g
10289
キャロライン
アレルギーのある息子もな…