1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

雪に含まれる物質

2022.02.16

投稿者
クミタス

工場排気や自動車排気ガス等に含まれる二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)等は、大気中で硫酸や硝酸等に変化して、雨、雪、ひょうに溶け込むことがあります。また日本において黄砂は2~5月に多く観測されますが、11~1月も観測されており、雪の中の黄砂粒子が多いとこれらの物質が多く含まれる可能性があります。

雪中には花粉が存在することもありますが、以下物質などが含有する場合があります。
硝酸イオン(NO₃⁻)
非海塩由来硫酸イオン(nss-SO₄²⁻)
カルシウムイオン(Ca2+)
アンモニウムイオン(NH4+)
マグネシウムイオン(Mg2+)
ナトリウムイオン(Na+)

また、雪山やスキー場などで融解期の積雪中には、球菌、桿菌や、緑藻、ラン藻などの雪氷藻類、ススや土壌などの黒色の粒子なども見られています。
今後も異なる地域や環境下での含有物質についても情報を追加していきたいと思います。

出典・参照:気象庁 酸性雨に関する基礎的な知識
降水・降下じん化学成分の分析 ほか

花粉の飛散しやすい条件例と制御
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1945

    {genreName}

      {topics}