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果樹栽培と症状出現

2021.08.24

投稿者
クミタス

果実の栽培に従事している方で、花粉抗原に暴露して咳、たん、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、喘鳴、眼症状、皮膚症状などが出現することがあります。マスク、メガネの着用は暴露量の低減対策の1つになりますが、リンゴ花粉、サクランボ花粉、ウメ花粉、ナシ花粉、イチゴ花粉、またブドウ花粉、モモ花粉などが原因に挙げられます。

ブドウ栽培者でのブドウ花粉症
43歳男性で、ビニールハウスと露地のブドウ栽培に従事して20年目より鼻炎と結膜炎症状が出現するようになった。ブドウの開花期にはブドウ棚をゆすぶって花粉を飛散させた時やブドウ開花期にビニールハウスにはいった時数分で症状が出現した(出典・参照:ブドウ栽培者にみられたブドウ花粉症の 1 例)。

環境調査を実施すると、その栽培されている果樹以外の花粉や胞子が環境中に存在していることを確認できたりしますが、栽培者でなくても、栽培地域に居住していて生活環境の中でその花粉に感作し、小児においても症状が出現することもあります。
ほかにも乾草、農薬などが起因となり症状が出現することがありますが、また別途掲載したいと思います。

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