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動物の餌が原因となりヒトで症状出現するケース

2021.10.01

投稿者
クミタス

鳥餌をヒトが鼻や口から吸入することで、くしゃみや、鼻水、咳といった症状が出現することがあり、
鳥餌とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2041
また、ウサギやモルモット、デグー、ハムスターなどへの給餌の際にチモシー(オオアワガエリ)粉末を吸入したり接触することで、チモシー(オオアワガエリ)のアレルゲンに反応し、目のかゆみ、涙流、顔面の浮腫、鼻水や鼻閉、くしゃみ、咳、ぜんそく様症状、喘鳴を伴う呼吸困難、蕁麻疹などの症状が出現したり、交差反応性のある食物へのアレルギー症状が出現する場合があります。

動物アレルゲンによるアレルギーにおいては、動物の上皮、唾液、糞・尿中のアレルゲンを吸入したり、触れたり、その動物に咬まれるなどによりアレルギー症状が出現することがありますが、
ハムスターによるアレルギー、アナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3467
モモンガに指を咬まれ、アナフィラキシーショックをおこしたケースでは、モモンガの上皮、唾液、糞・尿中のアレルゲンには血液検査で陰性でしたが、餌の1つであるミールワーム特異的IgE抗体は10.4UA/mL(クラス3)など反応を示しており、日常的に餌であるミールワームに触れている間に経皮感作され、モモンガに手指を噛まれ傷ができた際、ミールワームアレルゲンが、その傷口から体内に入り、アナフィラキシーをおこしたと考えられています(出典・参照:ミールワームを餌とするモモンガの咬傷によるアナフィラキシーショックの1例)。

ミールワーム(ミルワーム)は小動物、爬虫類、両生類,、鳥類、魚類用の餌などとして購入機会がありますが、動物の餌が原因となりヒトで症状出現する可能性があることを踏まえておけると良いかもしれません。

ウサギによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4340

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