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2022.01.26
ブナ目の樹木にはカバノキ科、ブナ科、ヤマモモ科などの樹木があり、カバノキ科の樹木にはハンノキ属(ハンノキ、オオバヤシャブシなど)、カバノキ属(シラカンバ(白樺)など)、クマシデ属(クマシデなど)などがあり、ブナ科の樹木にはブナ属(ブナなど)、コナラ属(コナラ、クヌギなど)、シイ属(スダジイなど)、クリ属などがあります。
ブナ科の樹木には風媒花(風によって花粉が運ばれる花)と虫媒花(虫によって花粉が運ばれる花)があり、3月ごろから花粉の飛散が見られますが、スギ・ヒノキ属の花粉症で症状が長引く方の中には、ブナ属、コナラ属共に陽性であった方も少なくないところでもあります。
カバノキ科であるシラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ花粉と交差反応性が示唆されている果物、野菜
バラ科(りんご、西洋なし、さくらんぼ、桃、すもも、あんず、アーモンド)
セリ科(セロリ、にんじん)
ナス科(じゃがいも)
マメ科(大豆、ピーナッツ)
マタタビ科(キウイフルーツ)
カバノキ科(ヘーゼルナッツ)
ウルシ科(マンゴー)
ししとうがらし ほか
北海道のシラカンバ花粉症患者さんや兵庫県のオオバヤシャブシの花粉症患者さんの20~40%ほどで、バラ科食物に対する花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)合併が見られるとの示唆があります。
参照:ブナ目(ヤマモモ、コナラ)花粉に大量曝露したことが花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)発症に関与した可能性が考えられた例
住環境の変化によりアレルギーを発症することも~山麓への移転
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2945
またヘーゼルナッツ(カバノキ科)はスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種になりますが、モミジバスズカケノキ(Platanus acerifolia(London plane tree))花粉のアレルゲンと共通抗原性があるとみられています。
アレルギー性鼻炎の原因抗原としては地域差はありますが、国内ではハンノキ属花粉はブタクサ花粉よりも高い陽性率である地域も多い傾向が見られています。ブナ目のなかでも地域別で飛散量が異なったり、種により飛散時期が異なり、またアレルギー反応程度も異なりますが、個々の花粉についてもアップデートしていきたいと思います。
花粉への反応と症状出現しやすい食物~果物・野菜アレルギー OAS、PFAS
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1331
プラタナスのアレルゲン
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4016
出典・参考:鼻アレルギー診療ガイドライン
創味 シャンタン 1kg
20kcal/小さじ1(5g)あたり
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