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セレンについて

2022.02.04

投稿者
クミタス

セレンはまぐろ、かつお、さば、あじ、さんま、かれい、いわしなどの魚や、あわび、ほたてなどの貝、かに、えび、胚芽、鶏卵、ねぎなどに比較的多く含まれる微量栄養素で、不足すると心筋障害、心不全、四肢の筋肉痛や筋力低下、爪の白色化などの代表的症状、毛髪変化、赤血球の大球性変化、肝機能障害、甲状腺機能障害、視力障害や構音障害を伴う脳症、男性不妊、皮膚炎、発育不全や老化、消化器症状を呈することがあります。
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症~治療用ミルクとセレン低減、欠乏
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3582
ミルクアレルギー用ミルクの中には、セレンが添加されておらずセレンの含有量が0μgの製品もあります。
また注意事項として、新生児・乳幼児用成分栄養剤「エレンタールP」、成分栄養剤「エレンタール」の添付文書には、長期投与中に、セレン欠乏症(心機能の低下、爪白色変化、筋力低下等)があらわれることがある旨の記載があります。

一方、サプリメントなどによりセレンを過剰摂取すると爪の変形や脱毛、嘔吐、下痢、脱毛、頭痛、しびれ、神経障害などが生じることがあります。対応ミルクや成分栄養剤などに摂取が限られる場合は欠乏に留意したいところですが、過剰摂取を引き起こす場合があることにも留意できるのが、望ましいところでもあります。
また今後も栄養に関する情報をアップデートしていきたいと思います。

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