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首に生じる皮膚炎

2022.07.08

投稿者
クミタス

首に生じる接触皮膚炎においては以下が原因となることがあります。

・ネックレス、ペンダント
ニッケルメッキ、ニッケル合金など

・ヘアケア製品(シャンプー、リンス、整髪料、毛染剤など)
頭皮より頸部、前胸部に症状が出ることもあります。

・空気伝搬性アレルゲン
花粉、粉塵、線香など

・襟巻き
襟の下に空気伝搬性アレルゲンが固着して症状が強くでる場合があります。

・衣類洗剤

・香水
例:香水による皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1655

・寝具
例:ラベンダーオイルの原液を枕に数滴垂らして寝る習慣のある41歳女性にて、頸部(首)の紅斑および顔面の腫脹を繰り返したアロマオイルの原液使用におけるアレルギー性接触皮膚炎の例も。
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3140

・衣類繊維
「疎水性繊維であるポリエステルは、ヒスタミンを含んだ汗が表面に残り、ポリエステル繊維と皮膚が摩擦されることによってかゆみが発生しやすい」可能性があるとの示唆もあります。
また衣類製品に反応を示す場合があります。
例:絹製品による反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4287

・染料
衣類の染料による反応。パジャマに使用の分散染料による接触皮膚炎の例などがあります。

・クリーニング
例:ドライクリーニングによる影響
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4365
など

首に痒みやヒリヒリ感があり、紅斑、丘疹、小水疱、苔癬化などが見られる場合、接触した物質が原因である場合があり、襟の下に花粉、粉塵、線香の成分などがとどまり、症状が出やすくなっている場合もありますので、ご留意ください。

出典・参考:水谷千代美 川之上豊 平野泰宏 土田百恵 弘田量二 化学繊維がアレルギー性皮膚炎患者の皮膚に与える影響

日焼け止め剤による光接触皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4449

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