Author クミタスさん
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読み物
2024.05.12
魚による食物蛋白誘発胃腸炎に関しましては以下でも掲載しておりますが、
魚類による食物蛋白誘発胃腸炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4003
今回は、カレイによるアレルギー例について、掲載します。
11歳女児。宿泊先でアナフィラキシーを認め、摂取食物の特異 IgE 抗体が陰性であり紹介受診.問診からカレイを含めた被疑食品の皮膚プリックテストを計画したが,その検査前に 2 回 アナフィラキシーを呈した。タイやカタクチイワシの出汁などで魚を摂取していたため多魚種の魚アレルギーを視野に、だし汁や多魚種の皮膚プリックテストを施行したところ、カレイのみ陽性であり、カレイ魚肉単独の食物アレルギーが最も考えられた。
皮膚プリックテストで陰性の魚種にて複数回、食物経口負荷試験を行い陰性を確認し、その後,カレイ以外は摂取可能とし,症状は出現せず経過しており、カレイ単独のアレルギーであると診断された(出典・参照:中山幸量 髙栁文貴 安藤裕輔 吉原重美 獨協医科大学医学部小児科学 他魚種の経口負荷試験を複数回施行し単魚種アレルギーであると診断したカレイアレルギー例)
カレイ(主にカレイ魚卵)による反応としては、牛肉、豚肉、羊肉、マダニとの関連のあるアレルギーである場合もあります。
マダニに噛まれると、マダニの体内に存在する糖鎖であるα-galが人の体内に入り、抗体ができることがあります。牛肉、豚肉、羊肉には α-galが存在しており、α-galに抗体ができた状態で牛肉を摂取すると、アレルギー反応が出る場合があり、子持ちカレイ(主にカレイ魚卵)との交差反応性も挙げられています。
豚肉へのアレルギー~Pork-cat syndrome、マダニ
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2078
魚だしとしては、鰹、鯖、あじ以外にも、鯛、トビウオ、ヒラメ、カレイ、マゴチ、アンコウ、タチウオ、アナゴ、ヒメジ、オキエソ、サヨリ、ダツ、アカヤガラ、ホウボウ、カサゴ、ハチ、カナガシラ、イシモチ、スギ、カイワリ、イサキ、イッテンアカタチ、キュウセン、カワハギ、ウマヅラハギ、カマスなども使用される場合がありますが、今後も他の魚に関するアレルギーについて掲載したいと思います。
魚にアレルギーがある場合、出汁への反応程度は?
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2160
出汁の違いによるアレルゲン量の違い
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3585
こちらも併せてご覧ください。
同じ魚と認識されている中での症状の違い
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4543
魚、貝、甲殻類と接触し皮膚症状などが出現する場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3374
魚によるアレルギー~ヒラメ
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3687
魚コラーゲン、コラーゲンペプチドと食物依存性運動誘発アナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3385
やおきん 海賊金貨チョコ 100個 600g
33.00 kcal/1枚当たり
8184
riku
お友達にもらって、ただの…