1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

アートメイクによる角結膜障害の例

2022.10.31

投稿者
クミタス

マスカラやアイライナーなどアイメイク化粧品を使用していて刺激を感じたり、皮膚症状を生じることがありますが
マスカラ、アイライナー使用により痒くなる場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3405
眉やアイラインなどを整える目的で、皮膚の表皮真皮境界部〜真皮の浅い層に専用の針を用いて色素を注入する、アートメイクによる皮膚障害や眼障害の報告も見られています。

40歳女性。アイラインのアートメイク施術直後の両眼痛と流涙を主訴に来院。矯正視力は右0.5p,左0.5であった。前眼部所見では両眼に角膜びらんを認め、中間透光体および後眼部に異常はなかった。皮膚に使用した外用局所麻酔薬による薬剤性角結膜障害と診断され,0.3%トスフロキサシントシル酸塩点眼および0.1%ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム点眼(眼科用ステロイド薬)各4回/日にて加療を開始し、1週間で後遺症なく改善した(出典・参照:戎谷さくら 松澤亜紀子 林泰博 吉村雅弘 工藤昌之 高木均 川崎市立多摩病院眼科 工藤眼科クリニック 聖マリアンナ医科大学病院 アートメイクにより角結膜障害を生じた1症例)。

アートメイクにおいては、リップやヘアラインに施術するものもありますが、不適切な施術による皮膚障害(化膿、腫れ、痛みが続く、かさぶたが治らない)、アレルギー、角膜に傷がついたなどの眼障害に至るケースが見られています。
以下情報もご参照ください。
参考:アートメイクの危害  独立行政法人 国民生活センター 報道発表資料
医師法上の疑義について (回答 ) 厚生労働省 平成12年6月9日付通知
医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて 厚生労働省 平成13年11月8日付通知

化粧品による反応例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2656

    {genreName}

      {topics}