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絆創膏を使用していて皮膚症状がある場合

2022.12.14

投稿者
クミタス

絆創膏には、家庭で試用機会のある救急絆創膏以外に、患部に塗ることで被膜をつくる液状絆創膏や、サージカルテープや粘着包帯などのテープ絆創膏があり、傷の被覆や保護、傷口の皮膚接合などの目的で使用されています。
絆創膏を貼り付けていて、はがす際に皮膚を刺激して皮膚が赤くなったり、水疱が生じることもありますが、貼り付けていた部位に浸潤性の紅斑、小水疱を伴う紅斑などの症状が出現する場合、以下などが原因となることがあります。

・アクリル系粘着剤
使用されている製品も少なくない粘着剤で、アクリル系粘着剤は、石油を原料とするアクリル樹脂を主成分としており、靴下止め糊で使用されている製品(例:ソックタッチ)もあります。
・エステルガム
ロジン(松脂)をグリセリンなどの多価アルコールでエステル化してつくられた樹脂になります。

上記はテープ部分に使用されることのある成分ですが、他に生ゴムが使用されている製品もあります。
製品の使用上の注意には、はがす際は、皮膚を傷めないよう体毛の流れに沿ってゆっくりはがすのが望ましく、使用中、発疹・発赤、かゆみ等の症状があらわれた場合は使用を中止してくださいとの記載がなされていますが、使用中止後も発疹、発赤、かゆみが続く場合は、受診するのが良いかもしれません。

ロジンによる皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4515

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