食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)においては食物抗原摂取後に嘔吐、下痢、下血などを来たし、卵黄は原因となる事が少なくない食物でもあります。
ウズラ卵黄も原因食物となることがありますが、ウズラ卵黄が原因の食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)において鶏卵は摂食可能であった例、鶏卵の卵黄による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)においてウズラ卵黄は誘発症状なく摂取可能であった例も見られています。
◾️ウズラ卵による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケース
男児で4歳時にウズラ卵摂取により嘔吐し、以降複数回ウズラ卵による嘔吐を認めた。摂取から症状出現までの時間は2時間だった。
◾️鶏卵の卵黄に食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)がある児でのウズラ卵黄摂食
2019年9月から2021年12月の間に当院を紹介受診した鶏卵食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)疑いの27 症例のうち、食物経口負荷試験にて鶏卵の卵黄に食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)があると確定診断した 13例中10例でうずら卵黄 食物経口負荷試験の同意が得られ(男児6例(60%))、うずら卵黄食物経口負荷試験時の月例中央値12か月(8-45か月)、1例が2g摂取2時間後から繰り返す嘔吐を認め陽性であったが、9例は陰性で食物経口負荷試験後に自宅で複数回摂取しても症状出現がなかった。全例が鶏卵白、うずら卵白は症状誘発なく摂取可能であった(出典・参照:梶田直樹 草川剛 平尾恵子 横山晶子 森川恵美 森田久美子 成田雅美 吉田幸一 東京都立小児総合医療センター さいわいこどもクリニック 杏林大学医学部小児科学教室 鶏卵黄 FPIES 児におけるうずら卵黄の摂取可能性の検討)
ウズラ卵による反応、鶏卵の食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)に関しましては、以下も併せてご覧ください。
ウズラ うずらの卵による反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2157
鶏卵による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケースの中で
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4748
卵黄による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)における寛解
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2002
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と症状が似た疾患
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4384
ハヤシの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等27品目不使用
55.5kcal/1包(15g・2皿分)当り
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