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エタノール含有洗口液の誤飲と急性アルコール中毒

2024.05.04

投稿者
クミタス

エタノール含有でない洗口液も存在しておりますが、エタノール含有の洗口液を誤飲したことで、急性アルコール中毒に至ることがあります。

エタノール含有洗口液を誤飲したことによる急性アルコール中毒例
患児:2歳1か月、男児。体重:11kg、身長:82cm
症状:顔面紅潮、構音障害、ふらつきなど
患児が当該製品をもって両親の所に来たため、確認したところ内容液が減っており(100mL 程度)、その後徐々に症状が出現した。
洗口液のアルコール濃度は比較的高い20%の製品で、エタノール摂取量は最大で 20mL(15.8g)と推測。
洗口液は普段は洗面所三面鏡内の棚に保管していたが、事故当日は洗面台上に置いてあり、洗面台は踏み台を使えば手が届く高さであった、とのこと。

急性アルコール中毒では,行動変化,傾眠,低体温,徐脈,低血圧,呼吸抑 制といった症状が見られます。洗口液によりアルコール濃度が異なり、比較的高い濃度である製品においては、それほど多い量でない誤飲でも特に小児などにおいて症状出現する場合もありますので、ご留意ください。

出典・参照:No. 73 エタノールを含有する洗口液を誤飲したことによる急性アルコール中毒

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