ビートには様々な栽培品種があり、葉を食用とするリーフビートや、砂糖の原料としても使用されるテンサイ(甜菜、Sugar beet)などもあります。ビートの中で根を食用とするBeetroot(red beet、table beet)は、ボルシチなど加熱調理したスープや、生の状態でサラダなどでの摂食機会のある野菜で、ジュースなどの加工食品もあります。
根を食用とするBeetroot(red beet、table beet)を摂食してアレルギー症状を出現したと見られる例としては、以下などがあります。
海外でのBeetroot(red beet、table beet)によるアレルギー報告例
・13歳女児。塩味で茹でたBeetrootを食事で摂取してから約40分後に、蕁麻疹と呼吸器症状を生じた。
茹でたBeetrootでの食物経口負荷試験では、30分後に陽性となり、全身性の蕁麻疹、喉の圧迫感、気管支けいれんを生じた。
・11 歳男児。Beetroot、ニンジン、タマネギ、ジャガイモで作ったスープを摂取してから1時間後に、息切れ、喉の圧迫感、まぶたの腫れと発赤を生じた。
また、職業上などでテンサイ(甜菜、Sugar beet)花粉に吸入、接触機会があり、テンサイ(甜菜、Sugar beet)花粉アレルゲンに暴露し、アレルギー症状が出現することがあります。
テンサイ(甜菜、Sugar beet)花粉の主要アレルゲン
・Beta v 1
・Beta v 2
今後も様々なBeetにおけるアレルギーについて掲載したいと思います。
出典・参照:Lucila Camargo Lopes de Oliveira, Isabel Ruguê Genov, Elza do Carmo Cabral, Yara Arruda MF Mello, Márcia Carvalho Mallozi & Dirceu Solé Anaphylaxis to beetroot (Beta vulgaris): a case report
Seher Tekeli, Seda Şirin, Serap Özmen A hidden allergen of anaphylaxis: BeetrootUn allergène caché de l’anaphylaxie : la betterave
ハヤシの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等27品目不使用
55.5kcal/1包(15g・2皿分)当り
10020
nanasuke
モニターでいただきました…