1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

加熱鶏卵を摂取可能な小児における温泉卵での食物経口負荷試験

2026.01.03

投稿者
クミタス

加熱鶏卵を摂取可能な小児における温泉卵での食物経口負荷試験についての報告を掲載します。

2021年10月から2024年12月に埼玉医科大学病院で、加熱鶏卵1個を摂取可能な小児を対象に、温泉卵1 個(1/4個,3/4個を1時間間隔で段階的に投与)を用いた食物経口負荷試験を実施し、誘発症状の有無および抗原特異的IgE値などの患者背景を後方視的に解析した。
対象は20例(年齢中央値:8.3歳)で、食物経口負荷試験陽性が5例(25%)であり、アナフィラキシー症状は認めなかった。陽性群と陰性群において、年齢および鶏卵によるアナフィラキシーの既往歴に有意差は認めなかった。卵白特異的IgE値は陽性群で有意に高値を示したが(p<0.01),オボムコイド特異的IgE値に有意差を認めなかった。陽性群の卵白特異的IgE値は全例がClass 2,3であったのに対し、オボムコイド特異的IgE値はClass 2が1例で、他4例はClass0、1であった。
加熱鶏卵を摂取可能な小児において、卵白特異的IgE値が低値の場合には温泉卵を安全に摂取できる可能性が示唆されたが、オボムコイド特異的IgE値がClass 0,1でも食物経口負荷試験が陽性となる症例も存在するため、十分な注意が必要である(出典・参照:小川俊一,岡田慶介,清水貴寛,植田穣,盛田英司,板澤寿子 埼玉医科大学病院小児科,鶴ヶ島医院,古賀健史,埼玉医科大学病院アレルギーセンター 南川げんきクリニック,熊谷総合病院小児科,おかだこどもの森クリニック 加熱鶏卵摂取可能な小児における温泉卵を用いた食物経口負荷試験の有用性と安全性の検討)。

    {genreName}

      {topics}