Author かなさん
まさかと思っていた娘のアトピー性皮膚炎、そして食物アレルギー。卵、小麦は今も除去をしていますが、肌の状態は少しずつ良くなってきました。考え方によっては現代の食生活においては、過剰に摂取しないのは良いことなのかもしれないとも思っています。
食物アレルギーの除去食、代替食はクミタス
アレルギーSTORY
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2015.06.17
アレルギーのある方:娘
アレルゲン:卵、小麦、ハウスダスト
夫はアレルギー性疾患はありませんが、私はアレルギー性鼻炎があります。
保育園に入るために事前に行われた園での健康診断で「これはアトピーだね」と、医師から言われました。たしかに生後4ヶ月の頃、娘の耳たぶの下の切れ、足首や手首、ひじやひざの内側に赤い湿疹や肌荒れが出来ているのを見つけていました。ネットで調べたらアトピーかもしれないと・・。その時に慌てて医師に診てもらった際は「アトピーか、ただの湿疹かは、まだ月齢が小さいので判断つかない」と言われていました。
私自身、アトピーとは全く無縁だったのでまさか自分の子はならないだろうと、他人事のように思っていました。だからきっとこれはアトピーじゃない、いつか消えて赤ちゃんらしいつるつるな綺麗な肌になるだろうと楽観的に考えていました。だから生後7ヵ月での健康診断で医師から「これはアトピーだね」と言われた時には落ち込みました。「何でうちの子が?」と涙があふれてきました。夫は対照的で「やっぱりそうか」と事実を受け止めていましたが、私は受けとめるまでに時間がかかりました。
血液検査をしたところ、結果はハウスダスト・小麦・大豆がクラス2、卵に至っては卵白がクラス4、オボムコイドがクラス5でした。
夫はアレルギーなし、私自身は慢性アレルギー性鼻炎があり、ハウスダストなどにすぐに反応してしまうものの、食物アレルギーは全くなかったのでこうやって数値を目の当たりにしてさらにショックを受けました。
当初は数値が高い卵のみ除去していましたが、生後11ヶ月の時、うどんやパスタを食べさせた直後に、嘔吐や全身の蕁麻疹などが現れ、担当医と相談して小麦も除去することになりました。
自分の子が食物アレルギーと知ってからは、食べ物の成分やアレルギー表示をくまなくチェックするようになりました。たいていの市販のものには卵や小麦が入っています。ハンバーグやマヨネーズ、パンやお菓子・・これもダメ、あれもダメ、外食に行ってもほとんど食べられない、娘も人が食べるものに興味を持ち始めていたので、これはかなり大変だと思いました。初めて会う、特に年配の方からお菓子をもらうことがあるのですが、私がチェックする前にそれらを口に入れないかといつも気をつけています。
ハウスダストの数値も高かったので、空気清浄機、除湿機、布団乾燥機、防ダニ布団、防ダニスプレーなど、ダニやカビを発生させないような環境を心がけました。皮膚が荒れると、呼吸ではなく皮膚からハウスダストを吸収してアレルギー反応が起こる、ひどくなるとぜんそくになる可能性もあると言われたためです。寝ている時、少しでも咳をするとヒヤヒヤします。
生後6か月を過ぎたあたりから、ひどい時は顔にまだら状に赤みが出て、まるで歌舞伎役者のようでした。朝起きて一番にすることは、娘の体、顔の赤みのチェックでした。
外出する度に通り過ぎる人からは驚いた顔をされ、知らない人から「まぁかわいそうね、こんな小さいうちから」と言われ、心配してくれているのだと思うのですが、その言葉は母親である私に「何でちゃんとしなかったの?」、「あなたの食生活に問題があったんじゃないの?」といつも責められているような思いでした。
「アトピーで大変だね」と言うことはあっても、「アトピーでかわいそう」と言われることには、正直な気持ちで、抵抗があります。
腸内環境が良くなるとアトピーも改善すると聞き、オリゴ糖や食物繊維をできるだけとらせました。娘はかなり便秘気味でうんちがとっても固く、毎回泣きながらふんばり時には血が出ることもあったため、まずはこれを改善しようと思ったのです。
1歳1カ月頃には便秘も解消されうんちも固くなくなっていました。そして気づいたら顔の赤みがなくなっていて、1歳11ヶ月になった今、すっかり顔はきれいでつるつるになり、顔だけではアトピーだとはわからないほどです。やはり腸が強くなるとアトピーは改善されるのかもと思いました。
でも、まだふとした時や夜中にはかゆがります。毎日保湿剤や爪のチェックは欠かせません。夜中に急にかゆがり出して、その度に背中をかいてあげたり、娘のかきむしりを止めたりしますが、毎日1時間はかゆがって寝れません。そうしている間に夜が明けてくると、「何でこんなにかゆがるんだろう? なぜアトピーやアレルギーになってしまったんだろう? いつになったら寝てくれるんだろう?」と辛くなる時もあります。
ただし今はネット上や本にもいろいろなアレルギーに関する情報がありますし、アレルギーに配慮された外食をとれるところもあります。パスタやパンも小麦ではなくひえ麺や米粉を使ったものがあるし、卵が含まれていないソーセージなどの加工食品や、卵・小麦を使わないお菓子なども販売されています。それらを上手く活用して、できるだけ他の子と同じような食事をとらせてあげたいと思っています。
一方で時々思います。現代の私たちの食生活は卵・小麦を食べ過ぎと、どこかで読みました。そこから考えると、娘の食生活の環境はまだ大変ですが、考え方によっては過剰に摂取しないのでそれはそれで良いのかもしれないと。
アレルギー・アトピーのある暮らしは大変ですが、いつか娘の肌がきれいになって何でも食べれるようになって夜もぐっすり寝れるようになったら、「小さい頃はがんばったね」って言ってあげたいと思うのです。
アレルギーだけでも十分苦しいのに、周囲の人の無理解からさらに苦しめられることのないように、もっと私たちが発信することが必要だと思います。そしてこのクミタスのHPのように情報を共有することで、アレルギー物質を避けながらも美味しくて楽しい食卓につながっていけたらいいなぁと思います。
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