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接触皮膚炎にと遅延性圧蕁麻疹

2026.02.21

投稿者
クミタス

遅延性圧蕁麻疹とは皮膚に押される、締め付けられるといった圧力が加えられた2〜7時間前後に腫れや痛みが出るタイプの蕁麻疹で、一般的な蕁麻疹と比べ症状出現まで時間を要する傾向があります。
 
56歳女性。当科初診1年前より、鞄を腕や肩にかけた数時間後に紅斑、腫脹、水疱がその部位に一致して出現するようになった。症状出現時は同じワンピースを着ていたことから衣類の接触皮膚炎も鑑別にパッチテストを行ったが陰性であった。症状の再発時に、皮膚生検を行った。皮膚病理組織所見では真皮上層に浮腫性変化と真皮や皮下脂肪織に好酸球やリンパ球の浸潤を認め、圧迫部位に生じるエピソードより遅延性圧蕁麻疹と診断された(出典・参照:小西悠介, 峠岡理沙, 前野美里, 荒川幸保, 丸山彩乃, 益田浩司 京都府立医科大学皮膚科 接触皮膚炎に類似した遅延性圧蕁麻疹の1例)
 
遅延性圧蕁麻疹は圧迫刺激から数時間以上経過して生じる有痛性の浮腫性紅斑が特徴で、好酸球顆粒蛋白による血管透過性亢進など複合的な炎症機序の関与が考えられています。遅延性圧蕁麻疹を含め、接触皮膚炎と鑑別が必要な疾患について、また追記したいと思います。

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