日本列島に飛来する黄砂は特に2月頃から増加し始め、3月〜5月の飛来量は多い傾向があります。
黄砂とアレルギー、飛散状況について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1391

・黄砂粒子の成分
二酸化ケイ素 (SiO2, シリカ)、微生物、硫酸塩,硝酸塩,多環芳香族炭化水素 (PAHs) など。

・黄砂の粒子の大きさ
直径4μmを中心に直径1〜30μmほどの大きさで、気管支まで到達可能な大きさのものも多く含まれます。

・黄砂による健康への影響
呼吸器疾患、循環器疾患、アレルギー疾患に関与する可能性があります。
アレルギー反応においては、感作誘導や増悪に影響するアジュバントの関与が考えられており、黄砂はPM2.5、ウイルス、タバコなどの微細粒と同様に原因物質となることがあります。
アレルギーにおけるアジュバントの作用
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2693
ロイコトリエン受容体拮抗薬を服薬している児において黄砂の影響を受けにくい、との報告もありますが、他の報告も含めて今後も追記掲載したいと思います。