Author クミタスさん
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読み物
2026.09.25

ハチ刺傷による症状、ケースについては以下などでも掲載しておりますが
電気事業者とハチ毒
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4875
タイワンタケクマバチとアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4800
マルハナバチとアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4639
スズメバチ、アシナガハバチ、ミツバチ、マルハナバチ、タイワンタケクマバチ刺傷によりアナフィラキシーに至ることがあります。今回はムモントックリバチ刺傷による局所反応のケースについて掲載します。
57歳男性。車を運転中に,助手席の窓から飛び込んできたハチがダッシュボードに止まり,払いのけたところ右頸部を刺された。1時間以上激痛が続いた。翌日,腫脹は消失したが2日後から右頸部の瘙痒と腫脹が出現し,継続するため,刺傷13日後にハチを持参し来院した。右頸部に大豆大の丘疹と,周辺に淡紅色斑があり,抗ヒスタミン薬内服とステロイド薬外用により軽快した。ハチをスズメバチ科,ドロバチ亜科のムモントックリバチ雌と同定した。ムモントックリバチは単独生活をするハチで餌を狩るために毒針を使用し,本来ヒトを刺さないが,逃げ場のない閉鎖空間に入ると興奮し,ヒトを刺すことがわかった。またハチ毒液の毒力も強いことが確認された(出典:鈴木一年,伊東拓也,五味方樹,藤澤大輔,藤澤重樹:ムモントックリバチ刺症の1例.皮膚科の臨床.65(11):1733-1736,2023.)。
ムモントックリバチは日本では本州以南で5〜10月に飛散が見られるスズメバチ科ドロバチ亜科に分類されるハチで、上記は局所反応のケースですが、スズメバチ科の毒には共通抗原性があることが知られており、スズメバチ、アシナガバチと同様の毒成分(ホスホリパーゼ、ヒアルロニダーゼなど)を含んでいる場合は、スズメバチ、アシナガバチ毒と交差反応を起こしうる可能性も考えられます。現時点で確定的なアナフィラキシー症例の報告は確認されていませんが、理論上はムモントックリバチ毒に感作されている患者さんが刺された場合に、全身反応(アナフィラキシー)に至るリスクがある可能性も考えられるところでもあります。今後、他の報告なども掲載したいと思います。
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東北で焼肉のタレと言った…