ヨモギ花粉により花粉症を発症することがあり、ヨモギ花粉のアレルゲンは、セリ科のセロリやニンジン、ウルシ科のマンゴーなどと交差反応性があると考えられています。
ヨモギ花粉とアレルギー
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ヨモギの葉は草餅や団子、パンなど食品に使用され、摂食する機会がありますが、ヨモギの葉による食物アレルギーの可能性はあるのでしょうか？
 
気管支喘息、ペニシリンアレルギーの既往のある9歳男児。笹団子と焼きそば、焼き鮭、刻み昆布を摂取し、自宅の牛小屋へ自転車で向かった。30分後に呼吸苦と鼻水、咽頭痛があり、休日診療所で抗ヒスタミン剤を処方された。3時間後に両まぶたの腫れ、7時間後に全身の蕁麻疹が出現した。
再現性確認のため60分間隔不均等２分割法（1/4〜3/4）で笹団子1個の食物経口負荷試験をおこなったところ、65分後に連続性の咳と喘鳴を、90分後に膨疹を、130分後に両まぶたの腫れを認めた。
よもぎ粉の皮膚プリックテストでは、10/15mm（膨疹/紅斑）である等から、よもぎアレルギーと診断された（出典・参照：江村重仁 計良杏美 佐々木直 飯田知子 長谷川博也 鳥越司 金子孝之 榊原清一 長谷川聡 塚野喜恵 県立新発田病院 笹団子摂取によりアナフィラキシーを起こし、よもぎの葉が原因と考えられた一例）

上記は、ヨモギの葉による食物アレルギーと考えられるケースになりますが、他の報告例や花粉感作状況などもアップデートしていきたいと思います。