ゼラチンによるアレルギーには、ゼラチンのタンパク質成分に対するIgEが関与する反応と、ゼラチンに残存するα-gal糖鎖に対するIgEが関与する反応の2つの可能性があります。
ゼラチンに残存するα-gal糖鎖に対するアレルギーでは、アレルギーの標的はゼラチンのタンパク質そのものではなく、そこに結合している糖鎖です。α-gal(ガラクトース-α-1,3-ガラクトース)は、牛や豚など、ヒト以外の多くの哺乳類に存在する糖鎖構造です。ヒトはこの糖鎖を合成する酵素の機能を持たないため、α-galに対するIgE抗体が産生されることがあります。多くの場合、マダニに咬まれることなどをきっかけにα-galに対するIgE抗体が産生され(感作)、その後、牛肉や豚肉などの哺乳類由来食品を摂取すると、数時間後に蕁麻疹やアナフィラキシーなどの症状が現れることがあります。この病態はα-gal症候群と呼ばれています。
ゼラチンは、主に牛や豚の皮や骨などに含まれるコラーゲンを部分的に加水分解して作られ、哺乳類由来のゼラチンを含む一部の製剤では、α-galが検出されており、α-galに対するIgEがゼラチンへの反応に関与する可能性が示されています。ただし、ゼラチン中のα-galの含有量は原料や製造工程によって異なると考えられ、α-galが存在することだけでアレルギー症状が生じるとは限りません。
獣肉アレルギーとゼラチン感作の関係を調べた研究では、ゼラチンの皮内テストが陽性であった40人のうち30人が獣肉アレルギーを有し、そのうち12人にゼラチンによる臨床症状が認められました。また、牛由来のゼラチン製剤からα-galが検出され、α-galに対するIgEがゼラチンへの反応に関与する可能性が示されました。ただし、この研究結果は、すべてのゼラチンアレルギーがα-galによって生じることを示すものではありません。
このタイプのゼラチンアレルギーには、次のような特徴があります。
・α-gal症候群との関連がある: 哺乳類由来食品の摂取後に遅れて症状が現れる患者では、α-galが関与している可能性があります。ただし、α-gal症候群の患者すべてがゼラチンに反応するわけではありません。
・曝露経路によって反応が異なる: ゼラチンを含む食品を経口摂取した場合と、ゼラチンを含む製剤を注射などで投与された場合とでは、症状の現れ方や反応性が異なる可能性があります。
・ゼラチン特異的IgEだけでは判断できない: α-galが関与する場合、ゼラチン特異的IgE検査の結果だけでは原因を十分に評価できないことがあります。病歴に応じて、α-gal特異的IgEなども含めて検討します。
・検査陽性と臨床症状は区別する必要がある: α-galに対するIgEが検出されても、ゼラチンを摂取・使用した際に必ず症状が出るとは限らず、検査結果は症状の経過や曝露状況と合わせて評価する必要があります。
このように、ゼラチンによるアレルギーでは、ゼラチンのタンパク質成分だけでなく、α-gal糖鎖が関与する可能性も考慮する必要があります。ただし、両者の関係には未解明の部分も残されており、原因の判断には個々の症状や検査結果を踏まえた評価が重要です。
血清アルブミンによるアレルギー①
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4653
カレーの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等28品目不使用 60g
28kcal/1皿分(ルウ7.5g)あたり
29576
ここなつ
優しい味で、子供たちに安…