Author クミタスさん
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2026.07.04
乳幼児期は腸管免疫が成熟途上で、外来抗原に対して寛容を形成しやすい時期とされます。
初回の食物経口負荷試験(OFC)が遅れるほど、抗原回避期間が長くなり、食物抗原への免疫反応が固定化されやすい可能性があります。
乳幼児期のOFCの実施が、学童期までの鶏卵アレルギーの耐性獲得に及ぼす影響に関する調査について掲載します。
方法:生後36か月時に耐性未獲得の鶏卵アレルギー児を対象とした後方視的コホート研究を行った。初回OFC実施月齢で生後36~71か月(幼児後期群)、生後18~35か月(幼児前期群)、生後6~17か月(離乳期群)に分け、生後72か月までの鶏卵アレルギー耐性獲得を評価した。次にロジスティック回帰にて生後72か月までの耐性獲得の関連因子を検討した。
結果:対象85例(幼児後期群32例,幼児前期群27例,離乳期群26例)で、生後72か月までの耐性獲得率は幼児後期群34%と比較し、幼児前期群67%(オッズ比3.73,95%信頼区間1.14~13.0,P=0.019)、離乳期群77%(オッズ比6.14,95%信頼区間1.74~24.6,P=0.002)で有意に高かった。多変量解析にて、初回OFC時の月齢は生後72か月までの耐性獲得と有意に関連した(月齢1増加ごと調整オッズ比0.96,95%信頼区間0.93~0.99,P=0.021)(出典・参照:崎原徹裕, 金城優美, 安木大地, 古波蔵都秋 離乳期・幼児前期の食物経口負荷試験が6歳までの鶏卵アレルギー耐性獲得に与える影響)。
上記報告では、鶏卵アレルギー児に対し離乳期を含む早期からOFCを実施することは,学童期までに耐性獲得を促す可能性があることを示唆しています。
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