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ケルスス禿瘡とは

2026.06.23

投稿者
クミタス

ケルスス禿瘡とは、頭部白癬(頭の皮膚に生じる真菌感染症)が強い炎症を伴って悪化した状態を指します。通常の白癬よりも反応が激しく、頭皮が赤く腫れ上がり、膿がたまったり、かさぶたが形成されたりすることが特徴で、炎症が強いため、患部の毛は簡単に抜け落ち、脱毛斑が生じることが多い傾向があります。特に子どもに多く、猫や犬などの動物から感染するケースが見られています。
 
9歳男児のケルスス禿瘡を経験した。起因菌をMicrosporum canis(M. canis)と同定し、イトラコナゾール100mgを約4カ月間投与して略治した。ケルスス禿瘡は、小児の頭部に生じる真菌感染症で、M. canisが原因菌であることが多い。同菌はネコ,イヌなどの動物から感染することが多いことも知られている。自験例ではペットの飼育歴は認めなかったが,ネコカフェに訪問する習慣があったことが判明し,同場所での接触が原因と考えられた(出典・参照:津田貴子, 渡邉淑識, 梅澤慶紀, 朝比奈昭彦 東京慈恵会医科大学皮膚科学講座 ネコカフェが感染契機と考えたケルスス禿瘡の1例)。
 
湿疹や細菌感染と誤認される場合もありますが、原因は皮膚糸状菌という真菌であり、治療には抗真菌薬の内服が必要となります。外用薬だけでは治癒しにくく、適切な治療が遅れると、炎症によって毛包が破壊され、瘢痕性脱毛と呼ばれる、毛が二度と生えない状態が残ることがあります。そのため、早期に皮膚科を受診し、真菌検査を行ったうえで治療を開始すできることが望ましいでしょう。

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