Author クミタスさん
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2026.08.07
褐色細胞腫は、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌される腫瘍であり、発作的に強い自律神経症状を引き起こします。この発作が起こると、頭痛・動悸・発汗・不安感・高血圧などが突然出現し、数時間で自然に軽快することがあります。この「発作性の頭痛」が、片頭痛の症状とよく似ており、発作が終わると症状が軽快するため、患者さん自身も、いつもの頭痛と感じてしまうことがあります。そのため、腫瘍が原因であることに気づくまで時間がかかることがあります。
褐色細胞腫では発作の有無にかかわらず、持続性の高血圧がみられることがあり、頭痛が軽快した後も血圧が高いままの状態が続くことが特徴です。片頭痛では頭痛が治まると血圧も落ち着くことが多いため、頭痛軽快後の高血圧は重要な手がかりになります。
13歳男子。7歳時から片頭痛を疑われて鎮痛剤を頓服していた。今回急激かつ進行性の頭痛にて入院した。頭痛軽快後から持続性の高血圧を認めた。 腹部超音波検査にて左副腎腫瘍を認め、血液・尿検査より褐色細胞腫を疑い、病理組織で診断に至った(出典・参照:高橋諒 赤松信子 山本萌 鈴木崇 松本和華子 大野幸子 山崎崇志 柏木保代 山中岳 東京医科大学病院小児科 思春期科 頭痛軽快後に高血圧を認め, 褐色細胞腫の診断に至った1例)。
小児の頭痛は成長に伴う生理的なものから、片頭痛、感染症、視力の問題、ストレス、睡眠不足などさまざまな原因で起こります。しかし、まれではありますが褐色細胞腫のような重大な疾患が隠れていることもあるため、いくつかのポイントに注意することが重要です。
まず、頭痛を訴える際には必ず血圧を測定することが大切です。片頭痛であれば頭痛が軽快すると血圧も落ち着くことが多いですが、頭痛が治まった後も高血圧が続く場合は、内分泌疾患や腫瘍性疾患を疑う必要があります。
次に、頭痛が急激に強くなる、進行性である、夜間に目が覚めるほど強い、嘔吐を繰り返す、視力の異常を伴うなどの症状がある場合は、早めに医療機関で精査を受けることが望ましいです。また、片頭痛の既往があっても、症状の性質が変化したり、これまでと違うタイミングで発作が起こる場合は、再評価が必要です。小児は自分の症状をうまく説明できないことがあるため、周囲の大人が変化に気づくことが重要になります。
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戻す時間が短時間なので、…