クロルヘキシジングルコン酸塩によるアナフィラキシー事例は以下でもご紹介しておりますが、
クロルヘキシジングルコン酸塩によるアナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1912

米国FDAでは2017年2月2日付でOT医薬品のクロルヘキシジングルコン酸塩含有皮膚消毒剤の製造会社に、重篤なアレルギー反応リスクに関する警告をDrug Factsラベルに追加するよう要請しておりましたが（既に歯周病対策向けの口腔ケア製品は対応済み）、日本国内においても口腔内適応を有する製剤以外でもアナフィラキシーの国内症例が集積したこと、医療用医薬品の添付文書が改訂されることから、クロルヘキシジンを有効成分として含有する一般用医薬品並びに医薬部外品についても同様の内容となるよう、平成29年10月17日付け厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課長通知（薬生安発1017第1号/第2号）により、該当医薬品の使用上の注意が改訂されています。

以下内容に改訂

・クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩含有製剤にアレルギー症状を起こしたことのある方は、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩含有製剤を使用しないこと

・クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩含有製剤使用後に、ショック（アナフィラキシー）、または皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれた場合は、ただちに医師の診療を受けること

クロルヘキシジン塩酸塩含有製剤には、きり傷・すり傷用軟膏、歯槽膿漏・歯肉炎のための医薬品等以下が該当します。ご家庭でもなじみのある製品も該当製品に含まれておりますので、ご参照ください。

製品名一覧
https://www.pmda.go.jp/files/000220904.pdf