Author クミタスさん
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2017.12.08
今までにも汚染物質を含む大気曝露により低出生体重児増や、早産に影響を与える可能性について示唆がなされており、大気汚染下では出生時体重が2,500g未満の児の出生が増える、との報告などもあります。長期暴露により呼吸器、血管への影響懸念があり、子宮内発育の制限が起こることで低出生体重児増、早産リスクが高まる可能性が考えられています。
最近の調査報告(Impact of London's road traffic air and noise pollution on birth weight: retrospective population based cohort study)においても、PM 2.5が高レベルであることと低出生体重児増との間に関連があることを示唆しており、また調査対象地域のグレーター・ロンドンエリアの年間平均PM2.5濃度を10%低減させると、低出生体重児を年間で約90人(3%)減らすことにつながる可能性がある、との見解も見られています。
ユニセフの最近の報告では、PM2.5曝露により超微小粒子状物質が、血管を通り脳に到達し、脳血管壁を破壊して脳細胞の炎症を起こす可能性があるなど、児の脳への長期に渡る影響懸念を示唆しています。
17 million babies under the age of 1 breathe toxic air, majority live in South Asia – UNICEF
大気汚染下では、外で過ごす時間が長い、屋外での運動量が多いことは、汚染物質の影響をより受けやすく、そして呼吸器が発達途上で、体重当たりの呼吸量が大人よりも多い子供への影響は、より大きいと言えます。室内においても、たばこの煙、ストーブ、石油ファンヒーターなどによって生じる汚染物質の暴露を低減する対応も望ましいところです。
植物由来のイソプレン、テルペン類(α-ピネン、β-ピネン、リモネン、カン フェン、p-シメン) などの揮発性有機化合物(VOC)による影響懸念もあり、秋、冬の時期に比較的に見られる「野焼き」の影響可能性についても指摘されています。喘息など呼吸器疾患のある方においても、ご留意ください。
例:野焼きは法律で禁止されています!
その他の出典・参考:
Outdoor air pollution and term low birth weight in Japan.
Pollution great risk during pregnancy
A study of the combined effects of physical activity and air pollution on mortality in elderly urban residents: the Danish Diet, Cancer, and Health Cohort.
スープの王子さま 顆粒 4袋入り アレルギー特定原材料等28品目不使用
65kcal/1包(15g・2皿分)当り
11760
Tomomi
モニターで届いたので早速…