ゴム製品によって生じることのある反応に関しては、以下にも掲載しておりますが、
ゴム製品中の物質による接触皮膚炎、アレルギー反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3041
時間を経て症状出現するケース～手術を機としたアナフィラキシー～ラテックス、ゴム
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3873
合成ゴム製手袋とアレルギー性接触皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4175　
ラテックスアレルギーにおけるハイリスク者
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1454
天然ゴム手袋製品によって生じることのある反応としては、以下が挙げられます。

・ラテックスアレルギー
天然ゴム製品に存在するタンパク質アレルゲンに曝露、 天然ゴム製品に付着のパウダーが空中に飛散して曝露
天然ゴム製品の手袋を装着した手に丘疹や腫脹、 痒みのある発赤が生じたり、顔の腫れや鼻水、くしゃみ、眼のかゆみや刺激、のどのかゆみ、全身性蕁麻疹、息苦しさ、咳、喘鳴、呼吸困難、また重篤なアナフィラキシーショックを生じることがあります。
 
・刺激性接触皮膚炎
手が荒れた状態で手袋を装着することが皮膚に刺激となったり、繰り返しの手の消毒や洗浄、摩擦、手袋着用時の閉塞環境、手袋に塗布されているパウダー、洗い残した物質などが誘発因子となり、手指の乾き、痒み、ヒリヒリ感、ひび割れなどを生じます。 アレルギー反応ではなく、手指の皮膚の状態により誰にでも起こり得ます。
 
・アレルギー性接触皮膚炎
主にゴム製品に使用された低分子量の化学物質（弾力性や耐熱性、耐疲労特性などを持たせる用途で添加される加硫促進剤や老化防止剤など）に感作し、ゴム手袋に接触してから数時間後から48時間後に症状が出現。原因物質の曝露が繰り返される度にかゆみや乾燥、亀裂を伴う湿疹など手荒れの症状が、数日程度続くことがあります。