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アトピー性皮膚炎患児におけるピーナッツ・ナッツに対する感作状況例

2025.03.09

投稿者
クミタス

アトピー性皮膚炎患児における,家庭内での家族のピーナッツ・ナッツの摂取頻度とピーナッツ・ナッツに対する児の感作状況との関連性を調べた報告を掲載します。

1歳のアトピー性皮膚炎児54例(男/女=34/20,鶏卵アレルギー41例)を対象に、家庭内での家族のピーナッツ・ナッツの摂取頻度を聞き取ると同時にCAP法を行い、家族の摂取頻度とピーナッツ・ナッツに対する児の感作状況との関連性を調べた結果、家庭でピーナッツ・ナッツを用いて菓子を作っていた1例、家族が毎日摂取していた4例の他、月に1回以上の頻度で摂取していた9例がピーナッツ・ナッツに感作されていた。一方、家族がピーナッツ・ナッツを全く食べない13例と、3か月に1回程度摂取している4例はピーナッツ・ナッツに対する感作は見られなかった。また、月に1度から週に3~4回程度家族が摂取している家庭では、一定の割合で感作が認められた(出典・参照:小島崇嗣,木村彰宏,山本千尋,黒坂文武,笹井みさ 小島医院,いたやどクリニック,山城小児科医院,黒坂小児科・アレルギー科,大正病院 アトピー性皮膚炎を有する1歳児のピーナッツ・ナッツアレルギーの感作状況)。
上記報告では、1歳児のピーナッツ・ナッツの感作は家庭内での家族の摂取頻度と関係している可能性を示唆しています。

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