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2018.09.11
平成29年人口動態統計(確定数)より、2017年(1月1日~12 月 31 日 )の国内でのアナフィラキシーによる死亡者数など原因が判明している死についての報告数を以下に記載します。
・適正に投与された正しい薬物及び薬剤の有害作用によるアナフィラキシーショックによる死亡
2016年 男性16名、女性8名
参考:
2016年 男性15名、女性14名
2015年 男性9名、女性14名
2014年 男性14名、女性11名
ビリグラフィンショック(造影剤)、ペニシリンショック、ヨードショック、薬物性ショック、造影剤ショックが該当します。
尚、薬物及び薬剤の詳細不明の有害作用による死亡は
男性17名、女性14名 となっています。
・スズメバチ、ジガバチおよびミツバチとの接触による死亡
男性9名、女性4名
参考:
2016年 男性20名、女性3名
2015年 男性20名、女性4名
と、2017年での男性の死亡者は、例年よりも少なくなっています。
・有害食物反応によるアナフィラキシーショックによる死亡
男性1名、女性3名
参考:
2016年 男性2名、女性0名
2015年 男性0名、女性0名
2014年 男性0名、女性0名
2013年 男性1名、女性1名
2012年 男性1名、女性1名
2011年 男性4名、女性1名
アナフィラキシーショック 詳細不明 の死亡者
男性7名、女性2名
アレルギー 詳細不明 の死亡者
男性0名、女性1名
薬物・薬剤や蜂に比べると引き続き低い発生数ではあるものの、残念ながら食物によるアナフィラキシーにより2017年は4名の方がお亡くなりになっています。
皮膚炎による死亡状況としては
・アレルギー性接触皮膚炎、原因不明による死亡
男性0名、女性0名
・食物の皮膚接触による刺激性接触皮膚炎による死亡
男性0名、女性0名
・食物の皮膚接触によるアレルギー性接触皮膚炎による死亡
男性0名、女性0名
・摂取物質による皮膚炎による死亡(摂取食物による皮膚炎による死亡は0名)
男性4名、女性4名
うち全員が薬物及び薬剤による全身の発疹による死亡になり、
医薬品の皮膚接触によるアレルギー性接触皮膚炎、刺激性接触皮膚炎、詳細不明の接触皮膚炎による死亡は0名になります。
・血清によるアナフィラキシーショックによる死亡(輸血によるショックが該当)男性0名、女性0名
参考
2016年 男性0名、女性0名
2015年 男性1名、女性0名
2014年 男性0名、女性1名
・喘息を主とする疾患による死亡は
男性506名、女性934名
参考:
2016年 男性411名、女性707名
2015年 男性413名、女性724名
と、2017年の報告数は2016年、2015年と比べると多くなっており、
喘息発作重積状態による死亡 男性135名、女性219名との合計では男性641名、女性1,153名となっています。年齢の内訳としては、喘息による死亡(男女計1,440名)の75%ほど(1,079名)は70歳以上、60歳代は5.7%、50歳代は2%、40歳代は1.5%、30歳代は0.6%、20歳代は0.14%、10歳代は0.07%、9歳以下は0人と、より低年齢での死亡者は少ない状況となっています。
誤えんによる死亡例は少なくありませんが
・気道閉塞を生じた食物の誤えんによる死亡
男性2,496名、女性2,243名
家庭での発生が男性で58.6%、女性で51.7%
学校、施設、公共の地域での発生が男性で9.3%、女性で9.8%
食物以外で気道閉塞を生じた誤えんによる死亡は
男性1,181名、女性1,294名
と、こちらも一定数での死亡が見られますが、誤えんに関してもできるだけ防いでいきたいですね。
出典・参考:死亡数,性・死因(死因基本分類)別
有機シナモンココナッツシュガー
13156
Mayu Ishikawa
シナモンの香りがしっかり…