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舌下免疫療法(SLIT)の副反応への対応

2024.12.10

投稿者
クミタス

舌下免疫療法(SLIT)は広く行われている治療法であり、アナフィラキシーなどの重篤な副反応は稀ではあるものの、副反応を示すことがあります。
ダニ舌下免疫療法の副反応から
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4281
今回は、舌下免疫療法(SLIT)の副反応として喉頭浮腫をきたしたが、投与方法の変更により継続できた例について掲載します。
 
・15歳男性。6歳時に埃によるアナフィラキシーを起こした疑いがある。ミティキュア®10000JAU投与10日目の服用30分後に喉頭浮腫を認め,静脈内点滴で治療された。
・48歳の女性。シダキュア®5000JAU投与5日目の服用1時間後に呼吸苦があり、喉頭浮腫を認めたが治療介入なく軽快した。
いずれの症例も,舌下吐き出し法に変更し初回投与量から慎重に再開し,継続可能であった(出典・参照:丸山祐樹, 平野康次郎, 関野恵里子, 上村佐和, 成川陽一郎, 洲崎勲夫, 嶋根俊和 舌下免疫療法が原因と考えられる喉頭浮腫2例)。
上記では、喉頭症状が出現しても、舌下吐き出し法への変更により継続可能な例があると示唆しています。また他の報告なども掲載したいと思います。

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