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眼薬使用下での接触皮膚炎から

2025.01.22

投稿者
クミタス

眼薬使用下で眼の周りに皮膚症状を生じたり、
眼薬使用下での眼の周りの皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4022 
目薬使用下での反応②
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4572 
全身症状が出現することがありますが、
目薬によるアレルギー①
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4181 
眼瞼浮腫の原因として点眼薬による接触皮膚炎が考えられたケースについて掲載します。
 
90歳男性。緑内障治療中、両側白内障術後、前立腺肥大症術後の既往がある方。2、3 年前より顔面浮腫、顔面の赤みの症状が次第に出現し、近医クリニックを受診された。
内科的疾患を疑い、血液検査など行われたが明らかな浮腫の原因となる異常所見を認められず、精査目的に当院皮膚科紹介となった。当院来院時、左右の上下眼瞼に著明な浮腫、眼球結膜充血、眼瞼結膜浮腫を認め、眼球周囲以外の顔面に浮腫なし。10 年ほど前より緑内障の点眼薬治療を行なっており、4 種類の点眼薬と 1 種類の眼軟膏を使用していたため点眼薬の影響を疑いパッチテスト、スクラッチパッチテストを行った。2 種類の点眼薬で疑陽性を認め、接触皮膚炎と診断した。これら 2 種の点眼薬をかかりつけの眼科に依頼し別薬剤に変更した。2 か月後の診察時、下眼瞼浮腫と結膜の発赤浮腫は残存するも、上眼瞼浮腫は改善していたため当院での介入を終了した(出典・参照:鴨澤眞麟、上原絵里子 沖縄赤十字病院 診療部 眼瞼浮腫の原因として点眼薬による接触皮膚炎を考えた一例)。

接触皮膚炎のケースに関しては以下もご覧ください。
カラートリートメントに含まれる染料が原因と考えられた接触皮膚炎のケース
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4385
化粧品による接触皮膚炎のケースから
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2895

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