Author クミタスさん
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2019.04.01
ムカデに咬まれることで、咬まれた箇所が赤く腫れる、痒い、痛いといった症状が見られ、また蕁麻疹、膨疹や気分不良、全身倦怠感、呼吸困難、咳、血圧低下といった全身性のアレルギー反応を示す場合があり、ムカデ咬傷の約1%にアナフィラキシー症状が発生するとの示唆もあります。
ムカデの毒液中にはヒスタミン、セロトニン、ヘモリシン、酵素類のサッカラーゼ、タンパク加水分解酵素、ヒアルロニダーゼなどが含まれるともみられており、ヒスタミン、セロトニン、ヒアルロニダーゼなどはハチの毒液中にも含まれます。
ムカデ毒液は酸性の傾向があり、ムカデに咬まれた直後にはアルカリ性の石鹸やシャンプーにて洗い流すことで、中和され得る面があります。洗い流す際は高め温度の43℃~45℃の温度であると酵素類は失活されやすくなります。
5~6月の産卵期や、子のムカデが成長する9~10月ごろは活発に活動する時期でもあります。ムカデ咬傷は室内でおこることも多く、ムカデは暗い場所、隙間にいることもあり、就寝中の咬傷も少なくありませんので、マンション住まいであっても、ベランダ経由などでも侵入可能性があることを踏まえ、室内にいて上記症状があった場合は、ムカデ咬傷による反応である可能性も想起できると良いかもしれません。
ダニ、ゴキブリが好まない匂いもあり、以下等において忌避作用の可能性も挙げられており、ムカデにおいても以下物質により活動性が低下する可能性があります。
・D-リモネン(レモングラス、レモン、柑橘類など)
・シトラール(レモングラス、シトロネラ(コウスイガヤ)、レモン、柑橘類、生姜、山椒など)
・メントン(メントール)
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