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好酸球性食道炎の特徴例

2020.10.01

投稿者
クミタス

好酸球性食道炎(EoE)の患者さんにおいては、花粉症や喘息などのアレルギー疾患のある方も比較的多く見られるとの示唆もあり、卵、乳、小麦、大豆などの特定の食物などによるアレルギー反応が原因の1つとなり、白血球の一つである好酸球が消化管(食道、胃、腸)の粘膜に浸潤し、慢性炎症を起こし食道の狭窄がおこっており、哺乳障害、嚥下障害(食道に詰まる、飲み込みにくい)、胸やけといった症状が挙げられます。

好酸球性消化管疾患の患者さんにおいては、ヘリコバクター・ピロリ感染陽性率が低いとの調査結果(Furuta K, Adachi K, Aimi M, Ishimura N, Sato S, Ishihara S, Kinoshita Y. Case-control study of association of eosinophilic gastrointestinal disorders with Helicobacter pylori infection in Japan J Clin Biochem Nutr 53: 60-62, 2013)も見られていますが、日本にお いてはヘリコバクター・ピロリ感染の陽性率は年々低下しており、好酸球性消化管疾患の患者数は増加していく可能性も示唆されています。

今後も新たな情報をアップデートしていきたいと思います。以下でも掲載しておりますので、こちらもご参照ください。

好酸球性胃腸炎~経口免疫療法施行により判明したケース
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3787
重症度に差がみられる好酸球性胃腸炎(EGE)と抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3773

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