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酒さ様皮膚炎において

2024.11.24

投稿者
クミタス

酒さは眉の間、鼻部・鼻周囲,頬部,頤部の顔面中央部に皮疹を生じ、脂腺性毛包を主とする慢性炎症と毛細血管拡張を特徴とする疾患で、30~50歳代に発症しやすく、比較的女性での発症が多い傾向があります。
酒さについて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3214
また、酒さとは別の疾患である酒さ様皮膚炎においては、顔面にステロイド外用剤を長期間使用していた方などに酒さに似た皮膚症状が出現すると考えられており、ステロイド外用により真菌(カビ)やダニ(ニキビダニ)が皮膚で増殖する場合がありますが、ニキビダニが発症に関与しているとも考えられています。
コントロール良好であった酒さ様皮膚炎患者さんにおいては、​無洗浄や過剰洗浄といった誤った洗顔をおこなっていて皮膚バリアが障害され,アスペルギルスやカンジダの皮膚感染症を生じたケースの報告も見られています。

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